1. はじめに|空港ラウンジは本当に価値があるのか
海外旅行で空港ラウンジは本当に価値があるのか。今回、夫婦で成田・仁川・コペンハーゲン・バルセロナのラウンジを利用してきました。結論から言うと、長距離便や乗り継ぎがある旅行では、ラウンジの価値はかなり高いです。食事やアルコールだけでなく、シャワー、充電、休憩、そして落ち着いて待てる安心感が大きなメリットでした。
2. 今回利用した空港ラウンジと入室方法
今回の旅行では、以下の空港ラウンジを利用しました。
| 空港 | 利用したラウンジ | 入室方法 | 滞在時間 |
|---|---|---|---|
| 成田空港 | ANAラウンジ | アシアナ航空利用時にSFCステータスで入室 | 約2時間 |
| 仁川空港・行き | アシアナ系ラウンジ2か所 | SASビジネスクラス利用 | 約4時間 |
| 仁川空港・帰り | アシアナ系ラウンジ | SFCステータスで入室 | 約2時間 |
| コペンハーゲン空港・行き | SASラウンジ | SASビジネスクラス利用 | 約5時間 |
| コペンハーゲン空港・帰り | SASラウンジ | SASビジネスクラス利用 | 約2時間 |
| バルセロナ空港 | Pau Casals VIP Lounge | SASビジネスクラス利用 | 約1時間半 |
ANA公式では、SFC会員はスターアライアンスゴールド会員として、スターアライアンス加盟航空会社利用時に対象ラウンジを利用できると案内されています。今回の成田ANAラウンジ、仁川空港でのSFC利用は、このステータスの価値を実感できる場面でした。
また、仁川空港のアシアナビジネスラウンジは、アシアナ公式情報ではT1の4階、Gate 11・Gate 26・Gate 42付近にあり、Centralは22:00まで、Westは00:30までなど、場所によって営業時間が異なります。対象者にはビジネスクラス利用者やスターアライアンスゴールド会員が含まれます。
コペンハーゲン空港のSASラウンジは、SAS公式情報ではTerminal 3、保安検査後のシェンゲンエリアPier Cにあり、ビュッフェ、ドリンク、無料Wi-Fi、シャワー、休憩エリア、ワークゾーンなどが案内されています。SASビジネスクラス利用者は、条件を満たせばSASラウンジや提携ラウンジを利用できます。
バルセロナ空港では、SAS公式の提携ラウンジとしてTerminal 1のPau Casals VIP Loungeが案内されており、AENA公式でもT1 Level 2、A・B・C搭乗ゲート付近にあるラウンジとして紹介されています。
3. 結論|夫婦の海外旅行では空港ラウンジの価値はかなり高い
今回、夫婦で複数の空港ラウンジを使って感じた結論は、空港ラウンジの価値は「無料で食べられる」「お酒が飲める」だけではないということです。
もちろん、食事やアルコールも大きなメリットです。特に海外の空港は物価が高く、夫婦2人で食事、ビール、コーヒーを頼むと、それだけで数千円から1万円以上かかることもあります。
しかし、それ以上に大きかったのは、待ち時間を落ち着いて過ごせることでした。
夫婦で海外旅行をしていると、空港での待ち時間も意外と疲れます。座る場所を探す、食事場所を探す、スマホを充電する、次の搭乗時刻を気にする。こうした細かいストレスが積み重なります。
ラウンジがあると、食事、アルコール、シャワー、充電、休憩が一か所で済みます。特に長距離便や乗り継ぎがある旅では、空港ラウンジがあるかどうかで疲れ方がかなり変わりました。
正直、一度この快適さに慣れてしまうと、長距離の海外旅行でラウンジなしに戻るのはかなりつらいと感じます。
4. 成田ANAラウンジ|SFCで利用。食事はやや物足りないがシャワーとアルコールに価値あり
4.1 土曜日の正午過ぎに約2時間利用
成田空港では、アシアナ航空利用時にSFCステータスでANAラウンジを利用しました。利用したのは土曜日の正午過ぎで、滞在時間は約2時間です。
混雑具合は、思ったほどではありませんでした。座る場所に困るほどではなく、出発前に落ち着いて過ごすことができました。
4.2 食事は正直やや物足りない
成田ANAラウンジで少し残念だったのは、食事です。
オーダー式のラーメンは、そこそこ許せるレベルでした。一方で、置いてあるホットミールはやや物足りない印象です。おむすび、冷凍食品のような唐揚げ、ミートボールくらいで、「ラウンジでしっかり食事を楽しむ」というよりは、出発前に軽くつまむ程度でした。
個人的には、カレーはJALの方が圧倒的に美味しいと感じました。ここは好みもありますが、食事の豪華さを期待して行くと、少し物足りないかもしれません。
4.3 それでもSFCの価値はあると感じた理由
食事面では辛口になりましたが、成田ANAラウンジに価値がないわけではありません。
特に良かったのは、以下の2点です。
- アルコールが無料で飲める
- シャワーが使える
出発前にビールやワインなどを楽しめるのは、空港レストラン代の節約にもなります。また、シャワーを使えるのは長距離移動前にはかなりありがたいです。
ただし、シャワーは人気です。入室後すぐに予約しないと、かなり待つ可能性があります。成田ANAラウンジでシャワーを使いたい場合は、まず席を探すより先にシャワー予約を確認するくらいでちょうど良いと思います。
5. 仁川空港ラウンジ|今回の満足度1位。食事・カクテル・シャワーが充実
5.1 行きはSASビジネスクラス、帰りはSFCで利用
仁川空港のラウンジは、今回利用した中で満足度1位でした。
行きはSASビジネスクラス利用で入室。帰りはSFCステータスで入室しました。行きは乗り継ぎ時間が長く、ラウンジに約4時間滞在しましたが、まったく苦になりませんでした。むしろ、ラウンジを楽しむこと自体が今回の旅の目的の一つになっていました。
5.2 2か所のラウンジを利用。ルイ・ヴィトン近くのラウンジが特に広く快適
仁川空港では、行きに2か所のラウンジを利用しました。
最初に入ったラウンジは、ターミナルホテルの近くにありました。ただし、こちらは22時で閉まってしまうため、途中で別のラウンジに移動しました。移動先はルイ・ヴィトンのショップの近くにあるラウンジです。
移動は5分ほど歩きましたが、むしろ長時間の乗り継ぎ中にはちょうど良い運動でした。苦になる距離ではありません。
どちらのラウンジも広くて快適でしたが、特にルイ・ヴィトン近くのラウンジはさらに広く、座席にも余裕がありました。長時間トランジットでも落ち着いて過ごせます。
5.3 食事はかなり充実。韓国料理も洋食もあり
仁川空港ラウンジの食事はかなり充実していました。
韓国料理らしいメニューもあり、洋食もあり、ホットミールもしっかり用意されています。2か所のラウンジを利用しましたが、食事内容に大きな差はありませんでした。
成田ANAラウンジの食事と比べると、満足度はかなり高いです。軽食というより、きちんと食事ができる内容でした。
5.4 バーテンダーさんがカクテルを作ってくれる
仁川空港ラウンジで特に印象に残ったのが、カクテルです。
アルコールはもちろんありましたが、それだけでなく、バーテンダーさんにオーダーするとカクテルを作ってくれました。空港ラウンジというと、セルフサービスのビールやワインをイメージしがちですが、カクテルを作ってもらえると、かなり特別感があります。
写真がある場合は、ここでカクテルの写真を入れると、記事の見栄えもかなり良くなります。
5.5 シャワーは今回利用した中で一番快適
仁川空港ラウンジではシャワーも利用しました。
今回使ったシャワーの中では、仁川が一番広くてきれいでした。長距離便前後や乗り継ぎ時間中にシャワーを浴びられると、疲労感がかなり変わります。
成田やコペンハーゲンでもシャワーは使いましたが、広さと清潔感では仁川が一番満足度が高かったです。
5.6 プライオリティパスラウンジは朝9時頃に約30人待ちで断念
帰りの仁川空港では、朝9時頃にプライオリティパスで入れるラウンジにも行ってみようと思いました。
しかし、実際に行ってみると約30人ほど並んでいて、かなりの行列でした。今回は断念して、ビジネスクラスやSFCで入れるラウンジを利用しました。
ここで感じたのは、プライオリティパスは便利だけれど、混雑時は万能ではないということです。もちろん、プライオリティパス付きクレジットカードは海外旅行で便利です。ただし、「必ずすぐ入れる」と思い込むのは危険です。
確実に落ち着いて過ごしたいなら、ビジネスクラス利用や航空会社ステータスで入れるラウンジの価値は高いと感じました。
6. コペンハーゲンSASラウンジ|物価高の北欧では価値大。ソファーと食事が快適
6.1 行きは約5時間、帰りは約2時間利用
コペンハーゲン空港では、SASラウンジを行きと帰りの両方で利用しました。
行きは約5時間、帰りは約2時間の滞在です。特に行きの5時間は、普通なら空港でかなり時間を持て余す長さです。
しかし、SASラウンジは空間が広く、休憩できる場所も多く、長時間でも快適に過ごせました。
6.2 北欧らしい落ち着いた雰囲気と大きなソファー
コペンハーゲンSASラウンジで良かったのは、雰囲気です。
インテリアは北欧らしくおしゃれで、落ち着いた空間でした。特に印象的だったのが、大きなソファーです。まるでベッドのようにくつろげるソファーがあり、かなりリラックスできました。
長時間の乗り継ぎでは、普通の椅子に座り続けるだけでも疲れます。その点、大きなソファーで横になれるように休めたのは大きな価値でした。
6.3 食事は軽食ではなく、しっかり食べられる内容
コペンハーゲンSASラウンジの食事は、想像以上に充実していました。
ステーキ、焼き鳥、サラダ、チーズ、オリーブ、ハムなどがあり、軽食というより、しっかり食事として満足できる内容です。
コペンハーゲンは物価が高いので、空港で食事、ビール、コーヒーを頼むと、1人5,000円以上かかってもおかしくありません。夫婦2人なら1万円以上の出費になる可能性もあります。
その意味でも、SASラウンジで食事とドリンクを楽しめる価値はかなり大きかったです。
6.4 シャワーは最低限。でも実用面では十分
コペンハーゲンSASラウンジでもシャワーを利用しました。
ただし、シャワー設備はかなり最低限です。化粧水などのアメニティはなく、シャワー室内にトイレもありません。羽田や仁川のような設備の整ったシャワーを期待すると、少し物足りないと思います。
とはいえ、実際に困るほどではありませんでした。汗を流してリフレッシュするという目的なら十分です。
7. バルセロナ空港ラウンジ|スペイン旅行の最後に生ハムとワインで満足
7.1 夕方利用で混雑していたが、席は確保できた
バルセロナ空港では、夕方にラウンジを利用しました。
混雑はしていましたが、少し待てば席を確保できました。結果的に良い席に座ることができ、落ち着いて過ごせました。
バルセロナ空港はスペイン旅行の最後に利用する人も多いと思います。旅行終盤は疲れもたまりやすいので、搭乗前に座って休める場所があるだけでもかなり助かります。
7.2 ビール・ワイン・ソフトドリンクが充実
ドリンクはかなり満足できました。
ビール、ワイン、ソフトドリンクが充実しており、スペイン旅行の最後にゆっくり一杯楽しむには十分です。空港レストランでビールやワインを頼むと、それだけでもそれなりの出費になります。
ラウンジでドリンクを楽しめるのは、夫婦2人旅では特にありがたいポイントでした。
7.3 生ハム・オリーブ・ピンチョスがあり、スペインらしさを感じられた
食事で良かったのは、スペインらしいメニューがあったことです。
生ハム、オリーブ、ピンチョスなどがあり、スペイン旅行の最後にふさわしい内容でした。空港ラウンジでその土地らしい軽食を楽しめると、旅の余韻も残ります。
バルセロナ空港のラウンジは、他のラウンジと比べると混雑気味でしたが、食事とドリンクの満足度は高く、空港レストランで食べるより圧倒的にお得だと感じました。
8. 4空港ラウンジ満足度ランキング
今回利用した空港ラウンジを、満足度順に並べると以下の通りです。
| 順位 | 空港ラウンジ | 満足度の理由 |
| 1位 | 仁川空港ラウンジ | 広い、食事が充実、カクテルあり、シャワーが広くてきれい |
| 2位 | コペンハーゲンSASラウンジ | 大きなソファーでくつろげる、食事がしっかり、物価高の北欧で価値大 |
| 3位 | バルセロナ空港ラウンジ | 生ハム・オリーブ・ピンチョスなどスペインらしさがあり満足 |
| 4位 | 成田ANAラウンジ | アルコールとシャワーは価値あり。ただし食事はやや物足りない |
成田ANAラウンジを4位にしましたが、決して悪いラウンジという意味ではありません。SFCで利用できる価値は十分あります。
ただ、今回の仁川、コペンハーゲン、バルセロナのラウンジは、食事や空間の満足度が高く、比較すると成田はやや控えめな印象でした。
9. ラウンジがなかったら夫婦2人でいくら使っていたか
空港ラウンジの価値を考えるとき、食事代やドリンク代の節約効果も無視できません。
今回の体験から、ラウンジがなかった場合の出費をざっくり考えると以下のようになります。
| 空港 | 1人あたりの出費イメージ | 夫婦2人の場合 |
| 成田 | 軽食+アルコール+コーヒーで2,000〜3,000円程度 | 4,000〜6,000円程度 |
| 仁川 | 食事+アルコール+コーヒーで3,000〜5,000円程度 | 6,000〜10,000円程度 |
| コペンハーゲン | 食事+ビール+コーヒーで5,000円以上もあり得る | 10,000円以上もあり得る |
| バルセロナ | 軽食+ビール・ワイン+コーヒーで3,000〜4,000円程度 | 6,000〜8,000円程度 |
正確にいくら得したかを計算するのは難しいですが、夫婦2人で利用すると、空港レストラン代の節約効果はかなり大きいです。
特にコペンハーゲンのような物価の高い空港では、ラウンジで食事とドリンクを済ませられる価値は非常に高いと感じました。
10. 空港ラウンジの注意点|プライオリティパスだけでは万能ではない
空港ラウンジは便利ですが、注意点もあります。
10.1 ラウンジによって営業時間が違う
仁川空港では、最初に入ったラウンジが22時で閉まったため、別のラウンジへ移動しました。
移動自体は徒歩5分ほどで苦ではありませんでしたが、夜便や深夜便を利用する場合は、ラウンジの営業時間を事前に確認しておいた方が安心です。
10.2 シャワーは早めの予約が必要
成田ANAラウンジでは、シャワー利用者が多く、すぐに予約しないと待ち時間が長くなる可能性があります。
シャワー目当てでラウンジに入る場合は、入室後すぐに予約状況を確認するのがおすすめです。
10.3 プライオリティパスラウンジは混雑することがある
仁川空港では、朝9時頃にプライオリティパスで入れるラウンジに約30人ほど並んでいました。
プライオリティパスは便利ですが、混雑時は並ぶことがあります。場合によっては入室を断念することもあります。
その点、ビジネスクラスや航空会社ステータスで入れるラウンジは、より安心感があると感じました。
10.4 ラウンジの食事は空港によって差が大きい
今回の体験では、成田ANAラウンジの食事はやや物足りなく、仁川・コペンハーゲン・バルセロナはかなり満足度が高かったです。
つまり、空港ラウンジといっても、食事の質や雰囲気は空港によって大きく異なります。
「ラウンジならどこでも豪華」と期待しすぎず、空港ごとの違いを楽しむくらいの気持ちがちょうど良いと思います。
11. まとめ|ラウンジの価値は食事代以上に「疲労軽減」と「安心感」
今回、成田・仁川・コペンハーゲン・バルセロナの空港ラウンジを夫婦で利用して、改めて空港ラウンジの価値を実感しました。
特に良かったのは、以下の点です。
- 食事とドリンクで空港レストラン代を節約できる
- アルコールを楽しめる
- シャワーでリフレッシュできる
- スマホ充電や仕事ができる
- 長時間トランジットでも落ち着いて過ごせる
- 夫婦2人で待ち時間を快適に過ごせる
空港ラウンジは、食事やお酒だけで元を取る場所ではありません。
長距離移動や乗り継ぎでは、疲労を減らし、精神的に楽にしてくれる場所です。特に夫婦で海外旅行をする場合、待ち時間を落ち着いて過ごせること自体に大きな価値があります。
今回の満足度ランキングは、1位が仁川、2位がコペンハーゲン、3位がバルセロナ、4位が成田でした。
特に仁川とコペンハーゲンは、長時間滞在でも快適に過ごせたので、SASビジネスクラスを選んだ満足度を大きく上げてくれました。
