1. はじめに
United公式サイトで購入したANA運航のプレミアムエコノミーでも、空港ラウンジを使えるのでしょうか。私たちは成田発とLAX発の両方で、搭乗券だけを使って追加料金なしで入室できました。この記事では、実際の便名、航空券価格、入室方法、成田とLAXの違い、コードシェア便を予約するときの注意点を詳しく紹介します。
2. 結論|United発券でもANA運航のプレエコなら利用できた
結論からいうと、United公式サイトで購入した航空券でも、実際に搭乗する国際線がANA運航のプレミアムエコノミーであれば、成田空港とロサンゼルス国際空港(LAX)のラウンジを追加料金なしで利用できました。
今回利用したラウンジは次の2か所です。
| 出発空港 | 搭乗便 | 利用したラウンジ | 追加料金 |
|---|---|---|---|
| 成田空港 | UA7950/ANA NH8(ANA運航) | ANA LOUNGE | なし |
| LAX | UA7945/ANA NH5(ANA運航) | Star Alliance Lounge | なし |
私たちは夫婦2人ともプレミアムエコノミーを予約しており、ラウンジ入室時に提示したのは搭乗券だけです。
私はSFC(ANAスーパーフライヤーズカード)会員ですが、妻はSFC会員ではありません。妻の航空券にもラウンジ利用の記載があり、SFCカードや会員証、ラウンジ招待券などを提示する必要はありませんでした。
United発券だからといって説明を求められたり、確認のために待たされたりすることもなく、成田・LAXとも通常どおり入室できました。
ただし、重要なのは「Unitedで購入したこと」ではなく、次の条件です。
- 実際の運航会社がANAである
- ANA運航区間の搭乗クラスがプレミアムエコノミーである
- 出発空港に対象ラウンジがある
- 当日の搭乗券に利用資格が正しく反映されている
ANAの現在の案内でも、プレミアムエコノミー利用者のラウンジ入室は、原則としてANAグループ運航便を利用する場合が対象とされています。ANA「空港ラウンジ ご利用基準一覧表」
3. 今回購入した航空券とコードシェア便の関係
3.1 United発券・UA便名でも実際の運航はANA
今回の航空券はANA公式サイトではなく、United公式サイトから購入しました。
予約上はUA便名が付いたコードシェア便ですが、実際の国際線を運航していたのはANAです。
| 区間 | United便名 | ANA便名 | 運航会社 |
|---|---|---|---|
| 成田→サンフランシスコ | UA7950 | NH8 | ANA |
| ロサンゼルス→成田 | UA7945 | NH5 | ANA |
コードシェア便とは、1つの運航便に複数の航空会社の便名が付けられている共同運航便のことです。
今回の場合、航空券を販売したのはUnited、実際に機材と乗務員を用意して運航したのはANAという関係でした。
そのため、予約画面にUA便名が表示されていても、ラウンジ利用を判断するときは「どこで買ったか」だけでなく、実際の運航会社と搭乗クラスを確認する必要があります。
3.2 United公式サイトで購入した理由は価格
United公式サイトから購入した理由は、ANA公式サイトで購入するより安かったためです。
今回の航空券価格は次のとおりでした。
| 内訳 | 1人分 | 夫婦2人分 |
|---|---|---|
| 運賃 | 294,000円 | 588,000円 |
| 税金・諸費用 | 88,200円 | 176,400円 |
| 合計 | 382,200円 | 764,400円 |
2人合計は764,400円です。
決して安い航空券ではありませんが、ANA運航のプレミアムエコノミーを利用でき、成田とLAXの両方でラウンジも使えました。
なお、ANA公式との正確な価格差は記録していないため、本記事では「何円安かった」とまでは記載しません。航空券価格は購入日、旅行時期、予約クラス、空席状況によって大きく変わります。
3.3 「United発券なら利用可能」という意味ではない
今回の結果を、「Unitedでプレミアムエコノミーを購入すれば、どの便でもANA指定ラウンジを使える」と解釈しないよう注意してください。
ラウンジを利用できたのは、United公式サイトで販売されていた航空券であっても、対象区間がANA運航のプレミアムエコノミーだったためです。
United自身が運航するプレミアムエコノミーや、別の航空会社が運航するコードシェア便では、利用できるラウンジや条件が異なる可能性があります。
4. 成田空港「ANA LOUNGE」利用レビュー
4.1 入室は搭乗券の読み取りだけ
成田空港では、UA7950/ANA NH8便でサンフランシスコへ向かう前にANA LOUNGEを利用しました。
入室時は夫婦それぞれの搭乗券を読み取ってもらっただけです。
- SFCカードの提示なし
- ANAアプリの会員証提示なし
- ラウンジ招待券の提示なし
- United発券についての説明なし
- 追加料金なし
United発券のコードシェア便だったため、入室時に少し確認される可能性も考えていましたが、実際には何の問題もありませんでした。
搭乗券にもラウンジを利用できることが記載されており、受付で待たされることもなくスムーズでした。
4.2 空いていて落ち着いて過ごせた
私たちが利用したときのANA LOUNGEは空いており、座席探しに苦労することはありませんでした。
長時間の国際線に乗る前は、搭乗口付近の混雑した場所で待つより、座って食事や飲み物を楽しめるラウンジのほうが体力的に楽です。
特に40代・50代以降の夫婦旅行では、機内の座席だけでなく、出発前の時間を落ち着いて過ごせることもプレミアムエコノミーのメリットだと感じました。
ただし、混雑状況は曜日や出発時間帯によって変わります。私たちが利用したときに空いていたからといって、常にすぐ座れるとは限りません。
4.3 印象に残ったのは、とんこつラーメン
食事の中で特に印象に残ったのは、とんこつラーメンです。
出発前に温かい麺類を食べられるのはうれしく、海外へ向かう前の食事としても満足できました。
ラウンジの料理や提供メニューは時期によって変更されるため、同じメニューが常に用意されているとは限りません。ANA公式も、メニューが予告なく変更される場合があると案内しています。ANA「プレミアムエコノミー ラウンジ」
4.4 シャワー室の清潔さとアメニティが好印象
成田のANA LOUNGEで特に良かったのがシャワーです。
シャワー室はきれいで、アメニティも充実していました。フライト前に汗を流して着替えられるため、長時間の移動を少しでも快適に始めたい人には大きなメリットです。
シャワーは混雑時に待ち時間が発生する可能性があります。利用したい場合は、ラウンジに入った後、早めに受付方法や空き状況を確認しておくと安心です。
5. LAX「Star Alliance Lounge」利用レビュー
5.1 ANA運航のプレエコで追加料金なし
帰国時は、LAX発のUA7945/ANA NH5便に搭乗しました。こちらもUnitedから購入した航空券ですが、実際の運航会社はANAです。
LAXでは、トム・ブラッドレイ国際線ターミナルにあるStar Alliance Loungeを利用しました。
ANA公式の案内でも、LAXのStar Alliance Loungeは、ANA運航便のプレミアムエコノミー利用者が対象と明記されています。ANA「ロサンゼルスラウンジ」
成田と同様、受付では搭乗券を提示しただけでした。
航空券にもラウンジ利用の記載があり、United発券であることについて説明を求められることもありませんでした。
5.2 午前中は混雑しておらず、すぐ座れた
利用したのは午前中です。
私たちが訪れたときは混雑しておらず、入室後すぐに座席を確保できました。
LAXはターミナル内の人が多く、搭乗前の待ち時間も落ち着きにくい空港です。その中で、座って飲み物や軽食を楽しめる場所が確保されているのは助かりました。
Star Alliance Loungeはトム・ブラッドレイ国際線ターミナルの6階にあります。ANA公式のLAX空港案内でも、搭乗ゲート付近からエレベーターでアクセスできることが案内されています。ANA「ロサンゼルス国際空港案内」
5.3 2年前より料理の種類が少なく感じた
LAXのStar Alliance Loungeは2年前にも利用したことがあります。
今回あらためて利用したところ、以前より食事メニューが少なくなったように感じました。利用した時間帯による可能性もあるため、常に料理が少ないと断定はできませんが、食事を主目的にすると少し物足りないかもしれません。
ラウンジに入れるからといって、必ず十分な食事ができるとは限りません。搭乗時間や機内食の提供時刻も考えながら、必要なら空港内の飲食店も選択肢に入れておいたほうが安心です。
5.4 アルコールの種類はLAXのほうが充実
料理は以前より少なく感じた一方、アルコールの種類は充実していました。
成田のANA LOUNGEと比較すると、飲み物、特にお酒を楽しみたい人にはLAXのStar Alliance Loungeのほうが魅力的だと感じました。
もちろん、長時間のフライト前に飲み過ぎると、機内で眠りにくくなったり脱水につながったりすることがあります。ラウンジでお酒を楽しむ場合も、適量にして水分を一緒に取るのがおすすめです。
5.5 屋外テラスは閉鎖されていた
Star Alliance Loungeの特徴の一つが屋外テラスですが、私たちが訪れたときは閉鎖されていました。
テラスを楽しみにしていたため、この点は少し残念でした。
設備の利用可否は、天候、メンテナンス、空港側の事情などによって変わる可能性があります。屋外テラスを目的に訪れる場合でも、当日利用できないことは想定しておいたほうがよいでしょう。
なお、LAXではシャワーを利用していないため、成田のシャワー室との直接比較はしていません。
6. 成田とLAXのラウンジを比較
私たちが実際に利用した印象を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | 成田 ANA LOUNGE | LAX Star Alliance Lounge |
|---|---|---|
| 入室方法 | 搭乗券のみ | 搭乗券のみ |
| 追加料金 | なし | なし |
| 混雑 | 空いていた | 午前中は空いていた |
| 座席 | 問題なく確保 | すぐに確保 |
| 印象的な食事 | とんこつラーメン | 2年前より種類が少なく感じた |
| アルコール | 利用可能 | 種類がより充実 |
| シャワー | 利用。清潔でアメニティも充実 | 利用せず |
| 屋外設備 | ― | テラスは閉鎖 |
| 特に良かった点 | シャワー設備 | お酒の種類 |
どちらが総合的に優れているかは、ラウンジで何を重視するかによって変わります。
- 出発前にシャワーを浴びたい人:成田
- 温かい麺類を食べたい人:成田
- お酒の種類を重視する人:LAX
- 屋外テラスを楽しみたい人:LAX。ただし閉鎖の可能性あり
私たちの場合、シャワーとアメニティは成田、お酒の充実度はLAXが良かったという結論です。
7. 予約前に確認したい注意点
7.1 発券会社より運航会社を確認する
コードシェア便を予約するときは、便名だけで判断せず、予約画面に記載されている「運航会社」を確認してください。
今回の便はUA便名が付いていましたが、いずれもANA運航でした。
同じUnited公式サイトで販売されている航空券でも、United運航便や別会社の運航便では、ラウンジの利用条件が異なる可能性があります。
7.2 ANA運航区間がプレミアムエコノミーか確認する
乗り継ぎを含む航空券では、すべての区間が同じ搭乗クラスとは限りません。
予約画面では、旅程全体の商品名だけでなく、ANA運航の国際線区間が実際にプレミアムエコノミーになっているか確認しましょう。
座席指定画面やeチケット控えで、各区間のキャビンクラスを確認しておくと安心です。
7.3 搭乗券のラウンジ表記を確認する
今回の搭乗券には、ラウンジを利用できることが記載されていました。
チェックイン後は、次の点を確認しておくと安心です。
- 搭乗クラスがプレミアムエコノミーになっているか
- ラウンジ利用の記載があるか
- 利用できるラウンジ名
- ターミナルと搭乗口
- ラウンジの営業時間
表記が見当たらない場合は、保安検査を通過する前にチェックインカウンターで確認するのが確実です。
7.4 同行者の無料利用は別に考える
プレミアムエコノミーの搭乗資格でラウンジを利用する場合、基本的には搭乗者本人が対象です。
同行者がエコノミークラスの場合、プレミアムエコノミー利用者の無料同行者として入れるとは限りません。
夫婦で利用したい場合は、2人それぞれの搭乗クラスと会員ステータスを確認しましょう。
今回の私たちは夫婦ともにプレミアムエコノミーだったため、2人とも追加料金なしで利用できました。
7.5 ラウンジ条件は出発前に再確認する
ラウンジの営業状況、対象者、サービス、提供メニューは変更される可能性があります。
特に海外空港の提携ラウンジは、営業時間やサービス内容が予告なく変更される場合があります。航空券を予約した時点だけでなく、出発直前にもANA公式サイトと搭乗券を確認してください。
8. ラウンジを含めてプレエコを選ぶ価値はある?
今回の航空券は夫婦2人で764,400円でした。
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスより座席に余裕があり、空港ラウンジも利用できる一方、ビジネスクラスのようなフルフラットシートではありません。
そのため、「ラウンジが使える」という理由だけで高い差額を支払うのはおすすめしません。
ただし、次のような人には価値を感じやすいと思います。
- 長時間フライトでエコノミークラスより広い座席を選びたい
- 搭乗前に落ち着いて食事や休憩をしたい
- 成田でシャワーを利用してから出発したい
- ビジネスクラスは高すぎるが、移動の負担は減らしたい
- 夫婦旅行で空港滞在もゆっくり過ごしたい
一方、次のような人には向かない可能性があります。
- とにかく航空券価格を抑えたい
- ラウンジをほとんど利用しない
- 機内ではフルフラットシートを重視する
- エコノミークラスとの差額が大きい日程しか選べない
実際に利用して、プレミアムエコノミーには一定の快適さを感じました。しかし、長時間フライトではフルフラットにならない点がやはりつらく、予算に余裕があれば次回はビジネスクラスも比較したいというのが正直な感想です。
9. まとめ
United公式サイトで購入したUA便名の航空券でも、実際の運航がANAで、搭乗クラスがプレミアムエコノミーであれば、私たちは成田とLAXのラウンジを追加料金なしで利用できました。
今回のポイントをまとめます。
- 成田→サンフランシスコはUA7950/ANA NH8
- LAX→成田はUA7945/ANA NH5
- どちらもANA運航のプレミアムエコノミー
- 成田ではANA LOUNGEを利用
- LAXではStar Alliance Loungeを利用
- 夫婦とも追加料金なし
- 入室時は搭乗券を提示しただけ
- SFCカードや招待券は提示していない
- United発券について説明を求められることもなかった
- 成田はシャワー設備ととんこつラーメンが好印象
- LAXはアルコールが充実していた
- LAXの料理は2年前より少なく感じた
- LAXの屋外テラスは閉鎖されていた
重要なのは、航空券を購入した会社だけではなく、「実際の運航会社」と「搭乗クラス」を確認することです。
ANA運航のプレミアムエコノミーを比較的安く購入できるなら、United公式サイトからの予約も有力な選択肢になります。
ただし、便名や運航会社、ラウンジ利用条件、キャンセル条件まで確認したうえで予約することをおすすめします。
10. 予約前に航空券の条件を比較しよう
ANA運航のプレミアムエコノミーを検討している場合は、ANA公式サイトだけでなく、コードシェア便を販売する航空会社の公式サイトでも同じ旅程を検索してみましょう。
比較するときは、価格だけでなく次の項目も確認してください。
- 実際の運航会社
- 各区間の搭乗クラス
- プレミアムエコノミーの座席タイプ
- ラウンジ利用条件
- 預け入れ手荷物の条件
- 座席指定の可否と料金
- 変更・キャンセル条件
- 乗り継ぎ時間
- マイルの積算先と積算率
- 予約後の問い合わせ窓口
同じANA運航便でも、購入先によって価格や変更条件が異なることがあります。最安値だけで決めず、夫婦2人分の総額とキャンセル条件まで比較してから予約すると安心です。
11. 著作権・引用について
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ラウンジの利用条件や空港施設に関する情報は、ANA公式サイトを参照して作成しています。サービス内容、入室基準、営業時間などは変更される可能性があるため、利用前に必ず航空会社および空港の公式情報をご確認ください。
